(1)~のみならず
- これからは経済的な豊かさのみならず、精神的な豊かさを求めることが必要だ。物が豊富にあるからといって必ずしも幸せだとは限らないからだ。
- 富士山は日本人のみならず、外国人観光客にも人気があるそうだ。
(2)しかも
- この店の料理はとてもおいしい。おいしくて、しかも安いなら、人気が出ないわけがない。
- 犬のゴンは人間にしたらもう80歳くらいのおじいさんだ。足が悪い。しかも視力も弱いから一緒に散歩もできない。
- 彼は大学の時に外国語を三つマスターしたそうだ。しかも独学で。
- 超能力を特集した番組を見ていたら、箱の中に入っている物が何かを当てる実験をしていた。もちろん箱にはふたがしてあって、しかも、本人は目隠しをしていた。だから絶対に見えないはずなのだが、当てることができた。
(3)さらに
- いまのところ問題はこの一つだけだが、この先さらに増えるかもしれない。
- 一人の投書がきっかけだった。それが新聞に取り上げられ、さらにSNSで拡散されて、全国に知られるようになった。
(4)もっとも
- 彼はスキーがとてもうまい。もっとも子どもの頃から山に住んでいたから、当然かもしれないが。
- 私は健康のために週3回、仕事の後でスポーツジムに行って汗を流しています。もっとも忙しい日は行けないこともありますけど。
- 義務教育が終わったら、サッカーを学ぶために南米に行こうと思っています。もっとも両親が許してくれれば。
(5)なお
パーティーのご案内
日時:12月24日(日) 午後6時
場所:グランドホテル5階 宴会場
会費:3000円
服装:フォーマル
なお、駐車場は利用できませんので、公共交通機関をご利用ください。
(6)~さえ
- この問題は難しくて、先生でさえ解けない。
- あまりに忙しくて寝る時間さえないくらいだ。
- 「主人は最近物忘れがひどい。私たちの結婚記念日がいつかさえ忘れていた。ほんとは忘れたふりをしているだけかもしれない」
(7)~さえ・・・ば
- 家族が元気でさえいれば、私は幸せだ。
- 作文といっても、ただ文字数を満たしさえすればいい、というわけではない。書く内容を整理して、段落ごとにまとめて書かなければならない。
- 外国語をせっかく勉強しても、使っていないとすぐに忘れてしまう。日常的に使ってさえいれば、そんなに忘れることはない。
(8)~どころか、~どころではない
- このままでは、優勝どころか、一回戦で負けるかもしれない。
- A「きのう買ってあげた薬、どうだった?効いたでしょう」
B「効くどころか、頭痛がひどくなった」 - 風邪がひどくて、とても勉強どころではなかった。
- A「映画のチケットがあるんだけど、一緒に行かない?」
B「ごめんなさい。いま仕事どころではない。これから急いで病院に行かなくちゃならないんです」
A「どうしたんですか」
B「母が倒れてしまったんです」
(9)~をもとに、~に基づいて
- ひらがなとカタカナは漢字をもとに作られたそうだ。
- この大学では最新の研究成果に基づいた教育を行っている。
- この映画は実話をもとに制作されたものです。
(10)どうせ
- A「これは君にはちょっと無理じゃないかな」
B「どうせ私は役に立たないと思っているんでしょう」
A「いや、そういう意味で言ったんじゃないよ」 - 子「犬を飼ってもいい? ちゃんと自分で世話をするから」
母「だめ。どうせ途中で世話をしなくなるでしょう。結局世話をするのはお母さんになるんだから」 - A「人間はだれでもいつかは死ぬんだよね」
B「そう。どうせみんな同じ運命なんだから」
- 最初は大したことないと思っていたが、もしかしたらこれは大発見かもしれない。
- この事故はたまたま起こったのではない。今後も起こるかもしれない。だからどうやったらこのような事故が防げるか考えよう。
- 山田さんは料理に詳しいから、今回の調査には向いていると思う。
- どうしてそんなことをしたのか訳を聞かせてください。
- そのやり方をこの問題にも当てはめれば、答えが出るのではないか。
- 力を十分に発揮せずに、試合は終わってしまった。
- 「そのことにつきましては、担当者が外出しておりまして、すぐにはお答えできません」